佐々木正美先生の逝去を悼んで

クリスチャンの児童精神科医佐々木正美先生が帰天されたとの知らせ、ご高齢で病気がちでしたので、いつかその日が来ると思ってはいましたが、現実になると、やはり本当に悲しく残念に思います。
ぼくの子ども観・保育教育観は、（書物や講演からですが）佐々木先生からの影響が大きいです。

また、あの東日本大震災の直後に、佐々木先生が、新聞に、一読者として、自閉症の子どもたちに向けて投書をなさっていたことを思い出します。「この人本物だ！本当に子どもたちを愛している！」と思いました。
佐々木先生の、すべての子どもたちはそのままで愛されている、その基本的信頼こそが子どもの人生の土台になる、勉強とかなんだとか他のものはいつでもあとから修正可能だ、という主張を、これからも大事に、あたたかな「子どもへのまなざし」をもって過ごしたいと思います。